熱帯河川の酸素濃度

水草光合成によって生産される酸素は、水槽内において魚やバクテリア、そして水草自身に利用される。さらに酸素は生物の呼吸に使われるだけでなく、水中の老廃物の分解を促進するという重要な役割を持つ。」


「熱帯河川の平均的な酸素濃度は5〜8mg/ℓ、岸辺に植物が多い場合で7〜10mg/ℓほどだが、マレーシアやボルネオなどのブラックウォーターを有する河川では2.5〜3.5mg/ℓを示すことがある。この最低値とも言える酸素濃度で生存が可能な魚は多く存在する。」


「しかし、自然から得られたこのような特殊な酸素濃度のデータを水槽に導入すれば、悲劇的な結末を迎えることになる。天然の河川において絶えず流れてくる新しい水は、たとえ極端に酸素濃度が低くても、その性質は平衡が保たれ、十分に安定しているのである。」
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